変な営業マンとの対決

彩果園

2011年01月08日 18:00

みなさんこんばんは、二代目です。

今回はモヤモヤの残るお話です。長くて会話ばかりで読みづらいです。

今日のお昼の事なのですが、私はお店でパール柑を選別していました。



営業マンらしき方(私と同じ年齢ぐらいでしょうか)が店内に入って来られて

「どうも~こんにちは~」と声を掛けられました。

:「いらっしゃいませ!こんにちは!」

するとこの方、何も喋らず私の顔を見てニヤニヤされています。

私の心:(やっばい!知り合いだったかな?思い出せない!)

5秒ぐらいの沈黙の後、パール柑を見て急に笑いだされ


営業マン:「パール柑って大きいですね~!アハハハハ!」


:「そ…そうですね、柑橘系では大きい方ですね。美味しいですよ!」


どうやら初めて会う方のようです。


営業マン:「ところでお兄さん!今悩みなんてあります?」


:「う~ん…昨年から果物が不作なことが悩みですかね。」


営業マン:「なぜそうなったか分かりますか?」


:「まあ昨年は春から悪天候だったり、夏は猛暑だったり…。」



営業マン:「それは全てあなたに原因があるのですよ?」


:「えっ?私のせいで全国の果物が不作になったのですか?」


私の心:(はい、出ました!これは宗教か何かのお誘いだ!)


早めにお断りしようと思いましたが、お客さまも近くにおられましたので、


私の心:(追い返すのも店の雰囲気が悪くなる。話だけでも聞いてみるか。)


営業マン:「そんなアナタに(どんなアナタだ?)これを持ってきました!」


私の心:(出すぞ~出すぞ~。運が良くなる水か?壺か?)


彼は大きなバッグから、和紙に包まれた縦長い物体を出しました。


私の心:(まさか!?金の延べ棒か?)


営業マン:「カステラです!どうです?見事でしょう?」


:「カ…ス…?テラ?カステラ食べて豊作になりますかね?」


営業マン:「えっ?カステラ食べても豊作にはなりませんよ~。」


:「さっき果物の不作が私のせいだとか言っていましたよね?」


営業マン:「なんとこのカステラ、○○県で作られて賞も取ったのですよ」


この人最悪、話はコロコロ変わるし人の話も聞かない。

ドクドクと頭に血が上ってきましたが、彼のペースで話は続きます。


営業マン:「手に持ってください!凄く重いですよ!」


渋々持ってみましたが、そもそもカステラの重さの基準が分かりません。


:「パール柑より軽いですね。」


営業マン:「パール柑?パール柑って何ですか?」





:「はあ?さっきアナタが笑ったこの果物ですよ!これ!」


パール柑を彼の胸元にグイグイ押し込みます。


営業マン:「なんとこのカステラ、680円です。今日だけで20本売れています!」


また人の話を聞かない。それにどう見ても20本も売れたバッグではない。

まだカステラがパンパン入って満タンです。

もう駄目、そろそろ飽きてきました。


営業マン:「お兄さんもスパーンと買っちゃいましょう?」


:「じゃあこのパール柑380円と交換しましょう?そうしましょ?」


営業マン:「パール柑の話はもういいですよ!」


絵に描いたような逆ギレでした。

帰り際に「残念です…」とボソリ。商店街の奥へと歩いて行きました。

はたして私はこの人に勝ったのか?この日はずっとモヤモヤしました。

カステラは確かに美味しそうだったのに。

普通に営業されれば買ったのになあ。

でも2、3日前にダイエット宣言したばかりでしたね。

ところで皆さんのお店にもこの人現れませんでした?