カットりんごの自動販売機
みなさんこんばんは、二代目です。
近年、缶ジュースだけでは飽き足りず、おでんやラーメン、
更には焼き肉のタレなど、何でもありの自動販売機業界ですが
生の果物にもそのトレンドの波が押し寄せています。
昨年はこちらのバナナの自動販売機が話題になりました。
そして今年、東京メトロ駅構内に日本で初めてとなる
カットりんご専用の自動販売機を設置したそうです。
エム・ヴイ・エム商事の「フルーツポーションリンゴ」という商品名で
青森県産のふじ、ジョナゴールド、王林など旬のりんごを産地でカットした後、
すぐにビタミンCを含んだ溶液(合成保存料・着色料不使用)に浸けることで、
りんご特有の酸化・変色と水分の蒸発を防止し、
風味とシャキシャキとした食感を長持ちさせているのだとか。
約80g(りんご半分に相当)が数切れにカットされパッケージに密封されています。
余分な芯や種は取り除かれ、「皮付き」と「皮なし」の2種類から選べます。
生ものなので賞味期限が気になりますが、加工日から11日間もあるそうですよ。
価格は190円。当店のリンゴが3個も買える値段ですが・・・。
通勤中のサラリーマンやOLの朝食用にターゲットを絞っているのでしょうが
果たして需要はあるのでしょうか?
まあ都会の方々にはオシャレに見えて売れるのかも。
「俺なんか忙しいからさ、毎朝これでチャージしてるわけ。」
こんな感じでしょうかね。
昔だったら八百屋の親父が通勤中のサラリーマンに
「朝からシケタ顔してんじゃねえ!これ食って気合入れろや!」
ってリンゴを投げつけていましたよね?
自分から投げといて「持ってけドロボー!!」
それを丸かじりしながら「サンキュー、とっつぁん!」
「へへへ…バカヤロウが!早く行きやがれ!」みたいな、ね?
こっちの方が私的には凄くオシャレだし、むしろ投げてみたい。
これだけは果物屋、もしくは八百屋の親父だけに許された特権、
魚屋が生タコのぶつ切り投げつけても絶対キャッチしてくれない。
だから私はいつでもりんご投げの機会がきてもいいように
毎朝店頭で遅刻しそうな若者に睨みを利かせ、
毎晩ピッチング練習に明け暮れているのです。