打ち合わせで皆泥酔

彩果園

2011年03月07日 17:00

みなさんこんばんは、二代目です。

実は5月に友人K村の結婚式がありまして、その結婚式の

友人代表挨拶に抜擢されたT君が急遽欠席することになり

Kが慌てて私に「突然だけど…」と代役を頼んできて

ドラフト会議で外れ一位指名された高校生の心境だけども

意外とまんざらでもなく「俺にまかせとけ!」とOKして

私はユリカゴから墓場まで果物屋人生なだけに、やるからには

他の追随を許さないストロベリートークを練りに練っていた矢先

またK村から電話があって「T君が出席できるようになったから

友人代表の話はナシで、二次会の幹事をしてくれ。」と言われ

今度は高校最後の夏の大会で負けていて、回も終盤で一打同点の

チャンスに代打で登場して「特訓の成果をいざ!」って時に

2塁ランナーが牽制アウトでチャンチャンの過去を思い出し

心に奥底に閉まっていた「あの夏」をほじくり出された気がして

動揺しつつもやはり、俺にまかせとけ!と新郎を気遣う優しさで

幹事をOKした二次会の打ち合わせを土曜日にしてきました。


幹事を任されたのは、S水とH尾と私の3人。

K村とH尾は遅くなると連絡があったのでS水と二人で

CELLARS(セラーズ)というお店を下見に行きました。



赤いソファと白いテーブルのムーディーなコントラスト。

シャンパンタワーもありラグジュアリーの限界に挑戦した店内に

オッサン二人は圧倒され「もうここでいいよね?」

お店の人に「ファーストインプレッションで決めました」と予約。

結婚式の二次会の成功を占う上で一番重要な「お店選び」を

勝手に30秒足らずで決めてしまった二人は、優越感と達成感から

宴を始めようではないかと焼肉屋に入りました。

お店はS水おすすめの「焼肉 次GEN」

http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43006881/

モダンな和食料理店といった雰囲気の店内でS水に

友人代表挨拶の愚痴を東京ドーム3杯分吐き出しました。

やがてハンサムな生ビールが到着、「乾杯!」

互いのジョッキを当て澄んだ音が響き渡ります。


「いやぁーうまい!!ビールがおいしい季節も終り、

またビールがおいしい季節がやってきましたね。」



「ガーリックバターカルビ」

七輪で温めたガーリックバターに焼いた肉をくぐらせて食べます。

ニンニクのワイルドさ、それでいてバターの危険な香り・・・。



「月見ロース」

こちらは焼いた肉を卵黄と山芋につけて食べます。

他にもカルビのわさび焼きやサムギョプサル次gen流などもあり

新たな焼肉の出逢いを感じさせる新感覚焼き肉店でした。

お肉もやわらかくて女性にも人気のお店だそうです。


S水の「たかがホルモンと侮るなかれ講座」が始まり

次は「ホルモンの表裏を見極めて正しく焼こうの実践編」を

七輪の向こう半分(S水の守備範囲)で焼いて披露してくれました。

彼はいつだって本格を追究する生き物なのです。


気さくなオーナーとの話も弾み、軽く果物の営業もさせて頂いて

お腹もアルコールも満腹で店を出ました。そしてH尾と合流。


道中この寒いのにタンクトップのマッチョな男性がいました。

歯は食いしばり、手には血管が浮き出るほどの握り拳。

筋肉自慢かと思いましたが、おそらく寒いのであろう。

連れて帰って妻の温かい3日目のシチューを振舞うはずもなく

やがて一行は中華料理店の「桃源」に入りました。

http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43001121/

何も食べていないH尾は瓶ビールと餃子と野菜炒めを注文。



H尾:「食べんと?」 

私&S水:「お構いなく」

焼き肉の後の餃子、スタミナの探検家であり匂いのスタイリスト。



私達を尻目に餃子をかっ込むH尾。なんだこのオッサン。

もう、何か付いていますよ!下唇がお留守ですよ!

でもなぜかどんどん美味しそうに見えてきて

私:「ひとつ食べてもいいかな?」 

H尾:「美味いから食え食え!」

私:「では遠慮なく。。。なんとこれは美味い!!」

写真では伝わらない感動がそこにはあった。


何かの手違いで3粒口にぶち込んで、野菜炒めも食べ出したら

(餃子って粒で数えるそうです。)



この顔であります。テーブルが活気を取り戻しました。

30過ぎた男が餃子の1粒や2粒で、あっ3粒か…。


それにしてもK村が遅い、日付が変わってもまだ現れません。

志村けん演じるバカ殿様が「お~い、田代~」と呼んでも、

もう二度と来ることはない、が如く。

主役なしで二次会の打ち合わせや馬鹿話に花が咲きます。



S水はかなり酔っているようです。見るからにフワフワしていて

今にもタンポポの綿帽子につかまって飛んで行きそうなぐらい。

グラスを持つ手も大海原に飛び出したイカダもしくは

習いたての一輪車みたいになっていました。

これは肘から手首にかけてのストロークが安定してない証拠であり

脇を締めろ!顎をひけ!と先週コンビニの立ち読みで習得した

宮里道場のバックスイングを、狭い中で巨体が極めて大胆に

実演したのも虚しくビールを私の足にこぼしてくれました。

本当にありがとうございました。


草木も眠る丑三つ時、さてそろそろ帰りましょうの時に

「YAH、YAH、YAH!遅くなりました!」

チャゲ&飛鳥を沸騰させる声が3塁側方向から聞こえてきたので



振り返ればやつがK村(写真を撮り忘れたので以前のブログから)

実は彼は御船の畳屋の二代目ですが、いつもの

一本筋の通った職人を思わせるその凛とした面持ちがなく

髪はボサボサで、そこそこ泥酔していました。

K村:「奢るから、もう1件付き合って!」

http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43005687/

向かった先はうどん屋さんの「つるんと」 4人ジグザク千鳥足。

どいつもこいつも食べることばかりで足元がお留守ですよ。



私は特製鶏煮込みつけ麺(お借りした画像)を注文しました。

焼肉で牛、餃子で豚、うどんで鶏、肉のトライアスロン制覇。

夕方に渾身のダイエット記事を書いた男の食がこれであります。


店を出て解散の予定でしたがO社長から電話。

「T社長と飲んでいるから来ない?」

私はサザエさんの弟カツオの名言である

「中島~、俺が遊びの誘いを断ったことがあるか?」を思い出し、

二人が飲んでいる「COCOTIER(ココティエ)」へ向かいました。

http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43005865/

このお店はお家ごはん風にフランス料理を楽しめます。

お店に到着すると、T社長は手負いの獣のようになっていました。

理由を聞くと、エクスキューズの通用しない店内で

突然現れた見ず知らずの女性にボコボコにされたそうです。

T社長も泥酔していましたし、恐くて詳しくは聞きませんでした。

世の中知らない方が良い事は多いのです。



さすがに何も食べませんでしたが、O社長からワインをご馳走に。

T社長はいつのまにか帰っていました。私も慣れないワインで

泥酔状態になり、ここから先の記憶がありません。


それにしてもこの日は、あとは3億円さえ貰えれば何も要らない

というほどの贅沢を味わうことが出来ました。


またまた長文になってしまいましたね。

読者の皆さま、お時間大丈夫ですか?