みなさんこんばんは、二代目です。
実は5月に友人K村の結婚式がありまして、その結婚式の
友人代表挨拶に抜擢されたT君が急遽欠席することになり
Kが慌てて私に「突然だけど…」と代役を頼んできて
ドラフト会議で外れ一位指名された高校生の心境だけども
意外とまんざらでもなく「俺にまかせとけ!」とOKして
私はユリカゴから墓場まで果物屋人生なだけに、やるからには
他の追随を許さないストロベリートークを練りに練っていた矢先
またK村から電話があって「T君が出席できるようになったから
友人代表の話はナシで、二次会の幹事をしてくれ。」と言われ
今度は高校最後の夏の大会で負けていて、回も終盤で一打同点の
チャンスに代打で登場して「特訓の成果をいざ!」って時に
2塁ランナーが牽制アウトでチャンチャンの過去を思い出し
心に奥底に閉まっていた「あの夏」をほじくり出された気がして
動揺しつつもやはり、俺にまかせとけ!と新郎を気遣う優しさで
幹事をOKした二次会の打ち合わせを土曜日にしてきました。
幹事を任されたのは、S水とH尾と私の3人。
K村とH尾は遅くなると連絡があったのでS水と二人で
CELLARS(セラーズ)というお店を下見に行きました。
赤いソファと白いテーブルのムーディーなコントラスト。
シャンパンタワーもありラグジュアリーの限界に挑戦した店内に
オッサン二人は圧倒され「もうここでいいよね?」
お店の人に「ファーストインプレッションで決めました」と予約。
結婚式の二次会の成功を占う上で一番重要な「お店選び」を
勝手に30秒足らずで決めてしまった二人は、優越感と達成感から
宴を始めようではないかと焼肉屋に入りました。
お店はS水おすすめの
「焼肉 次GEN」
http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43006881/
モダンな和食料理店といった雰囲気の店内でS水に
友人代表挨拶の愚痴を東京ドーム3杯分吐き出しました。
やがてハンサムな生ビールが到着、「乾杯!」
互いのジョッキを当て澄んだ音が響き渡ります。
「いやぁーうまい!!ビールがおいしい季節も終り、
またビールがおいしい季節がやってきましたね。」
「ガーリックバターカルビ」
七輪で温めたガーリックバターに焼いた肉をくぐらせて食べます。
ニンニクのワイルドさ、それでいてバターの危険な香り・・・。
「月見ロース」
こちらは焼いた肉を卵黄と山芋につけて食べます。
他にもカルビのわさび焼きやサムギョプサル次gen流などもあり
新たな焼肉の出逢いを感じさせる新感覚焼き肉店でした。
お肉もやわらかくて女性にも人気のお店だそうです。
S水の「たかがホルモンと侮るなかれ講座」が始まり
次は「ホルモンの表裏を見極めて正しく焼こうの実践編」を
七輪の向こう半分(S水の守備範囲)で焼いて披露してくれました。
彼はいつだって本格を追究する生き物なのです。
気さくなオーナーとの話も弾み、軽く果物の営業もさせて頂いて
お腹もアルコールも満腹で店を出ました。そしてH尾と合流。
道中この寒いのにタンクトップのマッチョな男性がいました。
歯は食いしばり、手には血管が浮き出るほどの握り拳。
筋肉自慢かと思いましたが、おそらく寒いのであろう。
連れて帰って妻の温かい3日目のシチューを振舞うはずもなく
やがて一行は中華料理店の
「桃源」に入りました。
http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43001121/
何も食べていないH尾は瓶ビールと餃子と野菜炒めを注文。
H尾:「食べんと?」
私&S水:「お構いなく」
焼き肉の後の餃子、スタミナの探検家であり匂いのスタイリスト。
私達を尻目に餃子をかっ込むH尾。なんだこのオッサン。
もう、何か付いていますよ!下唇がお留守ですよ!
でもなぜかどんどん美味しそうに見えてきて
私:「ひとつ食べてもいいかな?」
H尾:「美味いから食え食え!」
私:「では遠慮なく。。。なんとこれは美味い!!」
写真では伝わらない感動がそこにはあった。
何かの手違いで3粒口にぶち込んで、野菜炒めも食べ出したら
(餃子って粒で数えるそうです。)
この顔であります。テーブルが活気を取り戻しました。
30過ぎた男が餃子の1粒や2粒で、あっ3粒か…。
それにしてもK村が遅い、日付が変わってもまだ現れません。
志村けん演じるバカ殿様が「お~い、田代~」と呼んでも、
もう二度と来ることはない、が如く。
主役なしで二次会の打ち合わせや馬鹿話に花が咲きます。
S水はかなり酔っているようです。見るからにフワフワしていて
今にもタンポポの綿帽子につかまって飛んで行きそうなぐらい。
グラスを持つ手も大海原に飛び出したイカダもしくは
習いたての一輪車みたいになっていました。
これは肘から手首にかけてのストロークが安定してない証拠であり
脇を締めろ!顎をひけ!と先週コンビニの立ち読みで習得した
宮里道場のバックスイングを、狭い中で巨体が極めて大胆に
実演したのも虚しくビールを私の足にこぼしてくれました。
本当にありがとうございました。
草木も眠る丑三つ時、さてそろそろ帰りましょうの時に
「YAH、YAH、YAH!遅くなりました!」
チャゲ&飛鳥を沸騰させる声が3塁側方向から聞こえてきたので
振り返ればやつがK村(写真を撮り忘れたので以前のブログから)
実は彼は御船の畳屋の二代目ですが、いつもの
一本筋の通った職人を思わせるその凛とした面持ちがなく
髪はボサボサで、そこそこ泥酔していました。
K村:「奢るから、もう1件付き合って!」
http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43005687/
向かった先はうどん屋さんの「つるんと」 4人ジグザク千鳥足。
どいつもこいつも食べることばかりで足元がお留守ですよ。
私は特製鶏煮込みつけ麺(お借りした画像)を注文しました。
焼肉で牛、餃子で豚、うどんで鶏、肉のトライアスロン制覇。
夕方に渾身のダイエット記事を書いた男の食がこれであります。
店を出て解散の予定でしたがO社長から電話。
「T社長と飲んでいるから来ない?」
私はサザエさんの弟カツオの名言である
「中島~、俺が遊びの誘いを断ったことがあるか?」を思い出し、
二人が飲んでいる
「COCOTIER(ココティエ)」へ向かいました。
http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43005865/
このお店はお家ごはん風にフランス料理を楽しめます。
お店に到着すると、T社長は手負いの獣のようになっていました。
理由を聞くと、エクスキューズの通用しない店内で
突然現れた見ず知らずの女性にボコボコにされたそうです。
T社長も泥酔していましたし、恐くて詳しくは聞きませんでした。
世の中知らない方が良い事は多いのです。
さすがに何も食べませんでしたが、O社長からワインをご馳走に。
T社長はいつのまにか帰っていました。私も慣れないワインで
泥酔状態になり、ここから先の記憶がありません。
それにしてもこの日は、あとは3億円さえ貰えれば何も要らない
というほどの贅沢を味わうことが出来ました。
またまた長文になってしまいましたね。
読者の皆さま、お時間大丈夫ですか?