私が悪いけど、あなたも悪い。
みなさんこんばんは、二代目です。
いつもの三日分日記を書きたかったけど、時間が無かったので本日は単発日記です。
【6月3日】
嘘みたいだけど本当の話。
市場の帰りにセルフのガソリンスタンドで豪快に500円分給油をしていたら、
大学の時の同級生が、隣の隣で消極的に給油しているのを発見!
気付かれないようにドシリと近づいて「久しぶり~!」って彼の尻を鷲掴みしたら
もうね、全然知らない人だった。
慌てて「すいません、人違いでした!」と頭を下げようとしたら
何とその人「お久しぶりっす!上田先輩!」と笑顔で私に言ったのだ。
ちなみに私、上田ではない。驚くことに彼も私を別の人と勘違いしたようだ。
時間にして30秒ぐらいだったけど、彼は私を上田先輩と勘違いしたまま
「今度あの時の彼女と結婚する」だとか「大江に引っ越す」などと
既に給油は終わっているのに、中腰でノズルを構えながら近況を教えてくれた。
「あの時の彼女も知らないし、引っ越しも手伝わないぜ。」とは言えなかった。
先に仕掛けたのは私だったし、申し訳ない気持ちにもなったけど、逃げようと思って
「ちょっとごめん、今日は時間ないからまた今度な!」と言って後退りで車に乗り込んだ。
急いでアクセル踏んだらタイヤがキュッってなったから、少し照れくさそうに
キラースマイルと流し目で窓越しに彼を見たら、祭りの後のような寂しげな横顔。
しょうがねえなと窓開けて、片手でメガホン作ってそこそこのボリュームで
「結婚式の二次会ぐらいは呼んでくれよー!何かあったら電話しろよー!」って言った。
そしたら彼は祭りの後の飲み会のような顔に変わって、両手メガホンで
「落ち着いたら電話し
まー…」←途中で窓が閉まった。
嘘みたいだけど本当の話。