市場日記
みなさんこんばんは、二代目です。
今夜は市場での出来事を日記にしました。
【7月19日】
市場は大勢の人がてんやわんやとしていて、毎朝活気に満ちあふれている。
それ故に気性の荒い人が多く、いつもどこかでちょっとした揉め事が起こっているのも事実だ。
また、みなさん車の運転も荒くて、一度市場内を運転してみると分かると思うが
急に道の真ん中で駐車するのは当たり前、軽トラがフルアクセルでバックしてくる事もある。
他にも、いきなりおじいさんが転がるミカンを追いかけて道に飛び出してきたり、
ネギが道端に束で落ちている事もあるし、ジャガイモがひき殺されるなんて事は
日常の可愛らしい一コマ。とにかく一瞬のわき見も許されない危険性に驚くはずだ。
実際、私もこれまで何度か事故にあったし当て逃げされた事もある。
今朝の事である。
競り落としたスイカを2個両脇に抱え、ユッサユッサと運んでいたら背後から殺気が…!
なんと、猛スピードでトラックが私目掛けて突っ込んできたのだ。
東京フレンドパークのダーツで例えるなら「TAWASHI」か「パジェロ」かのギリギリの所で
ぶつからず九死に一生を得たのだけど、その瞬間はもうこれは死んだなと思った。
私がギロリと睨みを利かすと、ウィーンと窓が開いて永遠の不良のようなルックスの
オッサンが顔を出し、私に負けじと睨み返す。
初めて見る顔で、なかなかの迫力だ。
中年不良:「スイカは割れんかったかー?」
私:「スイカは割れんかったばってん…。」
中年不良:「おー助かったー!ならよかたい!ウィーン」
私:「おまっ…スイカよりも…!」
そのトラックは私が文句を言う間も与えず、ププッピドゥーと去ってしまった。
スイカ二個持ってたから追い掛けることができず、次会った時は覚えとけ!を言い訳にした。
去り行くトラックに貼られていたステッカーに腹が立った。
まあ私も道の真ん中を歩いていたんだけど~☆
市場とはこんな世界である。
※こんな事もありますが、実際は優しい人もたくさんいて楽しい所ですよ。