なんのことやら(飲み話)

彩果園

2011年08月27日 17:47

みなさんこんばんは、二代目です。

今夜は飲み日記です。

【8月25日】

獣が地を走るように、鳥が空を翔ぶように、魚が海を泳ぐように、私は街に飲みに出た。

この日は月に一度のガミガミクラブの日である。

翌日も市場があるので、店の皆から「あんまり飲みすぎるなよ」と釘をさされる。

仕事ではタフ、家庭ではラフ、飲みではウフフが私のモットー。

せっかくなのでベストを尽くそうと思って「ウコンの力」の高額バージョンを飲んで出発。

値段が高い方が効くというバブル期のような発想が歯がゆい。



最近は一人で参加していたが、心強い事に今回は同級生のS水とHTO(初参加)も一緒。

20時半に居酒屋に到着、2時間ぐらいの遅刻だ。三人で「お疲れ様です!」とご挨拶。


10人ぐらいで飲まれていて、皆さんにHTOを紹介。するとこのHTOが意外と人気。

「可愛いオッサンだ!スリムクラブに似てるね?」とか「ちゃんとご飯食べてる?」とか

「まあとりあえず座って。生でいい?どっから来たの?暑かったでしょ?」とかで凄い人気。

この日彼は、歴史番組のように「のちのHTOである」みたいなデビューを飾った。

私の引っ張りだこの時代も幕を閉じたようだ。SHIT…!


皆さんもう二時間も飲んでいて「私らはもういいから、好きなの注文して!」とのこと。

私:「〇〇ステーキをお願いします。」 



ざわざわ・・・周りがざわつく。

〇〇ステーキ、この店のハイクラスに位置付けられるラグジュアリーなメニューである。

値段が高い方が美味しいというバブル期のような発想が歯がゆい。


「串盛りとせせりのあぶり焼き…あと、ステーキはナシで!」とMさんが注文してくれた。



私はいつまでも出てこないステーキを待ちつつ、焼き鳥でビールをこなす。

場は「カシアス島田」の事や「餅つきの水の量の重要性」の話題で盛り上がった。

「なるほどねえ」とS水に話しかけたら…



Iさんと仕事の話に夢中で、入ってくるなと手で阻止された。さすがは隙間産業の野心家だ。

一方私はテクニックに頼らない飲みっぷりを見せ、場の雰囲気も和んだ辺りで口を開いた。


私:「潔く坊主にしたいけど、周りの目が気になってですねえ。どう思います?」

どう思います?って言われてもな。一体俺は何を言っているんだ。


皆さん優しくて「すぐ見慣れるよ」と言ってくれたけど、私は「でもお」とウジウジして情けない。

こんな私の姿、息子が見たら「父さんの背中、意外と小さかったんだね」と思うはずだ。


S水は、早くこの面倒臭い話終わってくれと、まるで木陰で通り雨をやり過ごすような顔して

「お前が坊主にするわけない。」とか「誰もお前のことなど見ていない。」と言いだした。

頭にきたので(坊主なだけに)「明日坊主にする!そして写メで送ってやる!」と言い返した。


さあ盛り上がってまいりました。

「どうだこの決意!どうだっ!」とHTOの方を見たら…



なんてことだ…。眠いのか?この顔は早急に通報が必要なレベル。おまわりさん、こっちです。

いつもは「今日は寝かしといてあげな」派の私も今夜は寝かさないよ。 


その後、「いい肩ロースの選び方」とか「印刷ウンチク」などで盛り上がり、

結局遅くまで飲んでしまって「じゃあまた来月」って言って解散。

あれから二日経過。

「坊主の写メが届きません」のメールが届いた。

なんのことやら