2011年08月30日
長男と清掃活動で汗を流した日記
みなさんこんばんは、二代目です。
今夜は28日の日記です。
【8月28日】
長男の通う小学校から、新学期を迎えるので校内の清掃活動にご協力くださいとの連絡。
この日は市場が休みだったので、私と長男で参加することにした。

朝の6時。
スーパーひとし君のような格好で、バッグにタオルと水筒と軍手を詰め込み出発!
私も私の父も長男の通う小学校のOB。卒業以来20年ぶりに通学路を歩いた。
当時と変わらない道路、建物、公園…目に入る全てのものが懐かしい。
あの時はこの道を息子と歩く日が来るなんて思いもしなかったなあ。

10分ちょいで到着、出席名簿に〇を付けて係の方から説明を受ける。
係の人:「カマをお貸ししましょうか?」
私:「おかまいなく…!」
朝っぱらから酷いシャレだ。まあこれは嘘だ。
指定された清掃場所へ行く途中に、お店のお客さんや近所の方に声を掛けられた。
「おっ!果物屋の倅だ!」「この前の梨は美味かったぞ!」「また太ったな!」
私にも「引っ張りだこ」の時代がやってきた瞬間だった。
「照りつける太陽の日差しを浴びながら、たくましく育った雑草をモリモリ根こそぎ!」
これが私の草取りのイメージだったが、我が町内の清掃場所は体育館の裏だった。

モリモリというか、プスリといった元気のない草ばかり。少し拍子抜けしてしまったが
日焼けを嫌うマダム達からは「ワッ!」ハイタッチが飛び出るほどの人気スポットだった。
適当な場所で腰を下ろして、息子とプスリ…プスリと草を取っていく。
息子:「花は取られないのに…草が可哀想だね。」
なんというピュア。子役の頃のえなりかずきを思わせるほどピュア。
そのままの心で大きくなれよと思ったが、そんなこと言う大人はちょっと気持ち悪い。

妻が手間暇かけて作ってくれた渾身の麦茶を飲む。父さんにも残しておきなさい。
終盤になり草も少なくなると、第一線を退いたマダム達の井戸端会議が始まったり、
いきなり女の子が奇特なダンスを踊りだしたり、友達に自作の歌を披露したり
「俺1万!」「じゃあ俺は1億!」などと取った草の数を競いあうキッズも現れた。
「100億!」「1兆!」どんどんエスカレートしていく。なかなかの名勝負だ。
最後はメガネの子が、伝家の宝刀である「無量大数」を言って終了した。
絶対最後に言うと思った。そんなに草を取ったら酸素がなくなるよ。


自治会の方々の協力もあり、とても綺麗になった。
8時になったところで「お疲れさまでした」と放送が入って解散。

帰りは、私が小学生の頃に6年間の通学で何度もタイムを計って完成させた
究極の近道を長男に伝授する為に、団地の間の道や公園を斜めに横切ったりした。
「ここには駄菓子屋があって…」とか「ここでカブトムシをみつけた。」とか言いながら。
私:「どうね?これで3分は早く帰れるばい!」
長男:「集団下校とかあるし、ここは通ったら駄目って先生が言ってたよ。」
そう言われればこのご時世に、こんな道を子ども一人で帰るのは危ないかも。
それを親が教えたら駄目だな。嫌な世の中になったなと少し寂しい感じがしたけど、
今日は息子と二人で気持ち良い朝を過ごすことができて良かったと思った。
今夜は28日の日記です。
【8月28日】
長男の通う小学校から、新学期を迎えるので校内の清掃活動にご協力くださいとの連絡。
この日は市場が休みだったので、私と長男で参加することにした。

朝の6時。
スーパーひとし君のような格好で、バッグにタオルと水筒と軍手を詰め込み出発!
私も私の父も長男の通う小学校のOB。卒業以来20年ぶりに通学路を歩いた。
当時と変わらない道路、建物、公園…目に入る全てのものが懐かしい。
あの時はこの道を息子と歩く日が来るなんて思いもしなかったなあ。

10分ちょいで到着、出席名簿に〇を付けて係の方から説明を受ける。
係の人:「カマをお貸ししましょうか?」
私:「おかまいなく…!」
朝っぱらから酷いシャレだ。まあこれは嘘だ。
指定された清掃場所へ行く途中に、お店のお客さんや近所の方に声を掛けられた。
「おっ!果物屋の倅だ!」「この前の梨は美味かったぞ!」「また太ったな!」
私にも「引っ張りだこ」の時代がやってきた瞬間だった。
「照りつける太陽の日差しを浴びながら、たくましく育った雑草をモリモリ根こそぎ!」
これが私の草取りのイメージだったが、我が町内の清掃場所は体育館の裏だった。

モリモリというか、プスリといった元気のない草ばかり。少し拍子抜けしてしまったが
日焼けを嫌うマダム達からは「ワッ!」ハイタッチが飛び出るほどの人気スポットだった。
適当な場所で腰を下ろして、息子とプスリ…プスリと草を取っていく。
息子:「花は取られないのに…草が可哀想だね。」
なんというピュア。子役の頃のえなりかずきを思わせるほどピュア。
そのままの心で大きくなれよと思ったが、そんなこと言う大人はちょっと気持ち悪い。

妻が手間暇かけて作ってくれた渾身の麦茶を飲む。父さんにも残しておきなさい。
終盤になり草も少なくなると、第一線を退いたマダム達の井戸端会議が始まったり、
いきなり女の子が奇特なダンスを踊りだしたり、友達に自作の歌を披露したり
「俺1万!」「じゃあ俺は1億!」などと取った草の数を競いあうキッズも現れた。
「100億!」「1兆!」どんどんエスカレートしていく。なかなかの名勝負だ。
最後はメガネの子が、伝家の宝刀である「無量大数」を言って終了した。
絶対最後に言うと思った。そんなに草を取ったら酸素がなくなるよ。


自治会の方々の協力もあり、とても綺麗になった。
8時になったところで「お疲れさまでした」と放送が入って解散。

帰りは、私が小学生の頃に6年間の通学で何度もタイムを計って完成させた
究極の近道を長男に伝授する為に、団地の間の道や公園を斜めに横切ったりした。
「ここには駄菓子屋があって…」とか「ここでカブトムシをみつけた。」とか言いながら。
私:「どうね?これで3分は早く帰れるばい!」
長男:「集団下校とかあるし、ここは通ったら駄目って先生が言ってたよ。」
そう言われればこのご時世に、こんな道を子ども一人で帰るのは危ないかも。
それを親が教えたら駄目だな。嫌な世の中になったなと少し寂しい感じがしたけど、
今日は息子と二人で気持ち良い朝を過ごすことができて良かったと思った。
Posted by 彩果園 at 18:21│Comments(2)
この記事へのコメント
三人が一緒にいるのが日常の風景。でもたまに一人だけと対峙する。特別な時間ですよね・・・・。
Posted by ブーツマン at 2011年08月30日 22:55
ブーツマンさん、おはようございます。
そうなんですよね~。
思えば長男と二人っきりで出掛けるなんて、数ヵ月ぶりだったような気がします。
二時間ぐらいだったですけど、なかなか良い時間でしたよ。
そうなんですよね~。
思えば長男と二人っきりで出掛けるなんて、数ヵ月ぶりだったような気がします。
二時間ぐらいだったですけど、なかなか良い時間でしたよ。
Posted by 彩果園
at 2011年08月31日 09:06
